競技会参加者の平均年齢は60代〜70代と高齢化しています。
でも実感として、自分の年齢に8掛けしてみてください。
例えば実年齢が70歳なら、70x0.8 = 56歳。なんとなくそんな感じがします。
クラス会に出て同級生から「あら、若いわね」と言われたことはありませんか?
ダンススポーツをしている人は皆さん若いです。
競技会に出続けることが「若さの秘訣」です。
諦めないでください。
11月10日(日)に会津の湯川村体育館にて「第36回福島県ダンススポーツ大会」が開催されます。
会津地方の観光もかねて、ぜひ遠方からもご参加ください。
シニアクラスの競技区分を充実していますので、初心者から熟練者までお楽しみいただけます。
お二人の体力と相談しながら、故障や痛みを乗り越えて、競技会に出続けることで得られるものがあります。
以下は、JDSFシニア選手会会長の岩瀬さんから、シニア選手の皆さんへの激励のお言葉です。
岩瀬さんのご好意により共有させていただきました。
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前から思っていたことですが、ダンスを過小評価していたかもしれません。
どういう面で過小評価を感じたかというと、それは”健康”です。
生きていればいつか高齢になり、大なり小なり健康試練を体験し、乗り越えられたから今があります。
この道程は”ダンスの無い世界”か、”ダンスと共に”の世界かで、極端なことを言えば、寿命まで異なるでしょう。
健康寿命が72歳、平均寿命が82歳、ダンス練習場に出入りする熟年と、世間一般の熟年には10年以上の差がある感じがします。
活力ある人生を送るには生涯運動が欠かせません。
それが生涯スポーツの概念ですが、
我々熟年は”ひたすら良い踊りを目指し、
時間を工面し練習に明け暮れ、
時には過剰に成績にこだわった時期もあったかもしれませんが、
競技会が近づけば飲酒を控え、
食事も注意し、
睡眠も確保し、
ベストなコンディション作りに心がけ、
熟年現役選手であればあるほど、
その習慣を生活リズムの中に組み込んでおり、
正にそれが”生涯スポーツをダンスで実践”していたことになります。
良い踊り、成績への興味の陰に隠れ、認識感は薄いと思いますが、
熟年選手の健康を大きく支えてきたのは、まさにダンスです。
しかし、その認識が薄く、毎年の加齢に成績だけの思いが強いと、
引退を考える人が増えると思いますが、それが現在起きていることかもしれません。
本当にそれで良いのでしょうか。
多くの場合、競技会に出なくなると練習も少なくなり、節制へのけじめもなくなります。
熟年現役選手がこれまで踊り続けることで手にしていた健康を手放すことにつながるという認識はどうもないような気がしています。
人生は、本当に平均寿命の82歳なのでしょうか?
おそらくダンススポーツの世界では、それは違うと思います。
人生の価値観、人それぞれです。
しかし人生百年を目指しても良いのではないかと思います。
その先頭を走っているのが、
まさにダンススポーツで各種選べる生涯スポーツの中でも、群を抜いた素性の良さを感じます。
このまま放置していると毎年の加齢により、
そろそろ(引退)感の出てくる熟年選手ですが、
活力ある人生もあきらめることにつながるという自覚はないと思います。
そのリスクを思えば、せっかく手に入れたダンス環境をたやすく手放すのは、
どう考ええても賢いとは思えません。
まだまだダンス環境が維持発展させることがいかに大切かを書ききれませんが、
この辺にしておきます。
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