福島県DSC支部 2020年度 会員限定練習会の報告
8/9(日)伊達郡桑折町のイコーゼ多目的ホール(13:00〜17:00)において、JBDFスタンダード全東北10年連続優勝の加賀雄大先生・康子先生をお招きして、会員限定練習会を開催しました。
当日は、曇り空で気温25℃、室内冷房をかけながら400㎡の会場の窓を全開にしてマスク着用・3密を回避しての新しい生活様式を取り入れた練習会でした。前半のワルツでは、足指から足首そして腸腰筋のストレッチ法や前進・後退の仕組み、そして疎かになりがちなパートごとの外回り・内回りといった、ダンスを踊る上でのトラブル防止に役立つ基本をしっかりとご指導いただきました。用意していただいた練習会限定のステップシークエンスは、ナチュラル・ファーラウェイなどあまりなじみのないステップが入った構成でした。今までの馴れを払拭し、競技会の無いこの時期に頭をリフレッシュして、新しいことに挑戦するというテーマで進められました。身体を使っての分かりやすい説明にうなずき、指導力の高さを実感しました。
後半スローでは、カップルごとの持ちステップを相手の動きを理解することを目的として、16小節を踊ることから始まりました。ベーシックステップを使ってのワルツやタンゴでは、相手役のステップを踊ることはそんなに苦に思いませんでしたが、スローの持ちステップでは、経験がなく戸惑いながらのふがいない踊りとなってしまいました。相手のステップを理解してパートごとの外回り・内回りを使うことにより、流れがスムーズとなり、移動ロス・トラブルを解消できることを学びました。そして、練習会用のメニューも今まで踊ったことの無いステップの組合せで頭と身体を使って挑戦しました。加賀先生の注意点を交え、ダンス理論に叶う指導に、参加者一同脱帽状態でした。
「今回学んだことを理解して実践することが出来たら、チェンピオンも夢ではない」と感じました。正しい立ち方がスウィングや移動に繋がるなど、意識を持って練習することが、優雅でダイナミックな踊りとなって表現され、見ている人を引き付ける力となるはずです。練習会で学んだ事を有効に活用して、自らのレベルアップを計り、楽しいダンスライフに繋げていただければ幸いです。都合により参加出来なかった会員の皆様には、次回の会員限定練習会への参加を宜しくお願い致します。
2020年8月10日(月)
報告者 福島県DSC会長 熊谷 義昭
*新型コロナウイルスによる影響で、制約の多い新しい生活様式を推奨され、いまだ先の見えない状況が続いています。これまでの生活が懐かしく、早く元通りの生活に戻れることを願ってやみません。DSC会員皆様の元気な姿と、自由に話し笑いあえる再会を心待ちにしています。