森ひさえ名誉会長のご逝去(享年87)を悼む
平成最後の月 4月18日夕刻、森名誉会長のご子息から今朝母が天に召されたとのお電話を頂きました。森さんは3月2日脳梗塞で倒れられ、その後治療に専念されてこられたところ、肺炎を併発し逝去されたとのことで、告別式は4月23日ご子息の教会でキリスト教にて行う旨でしたので、福島県連盟を代表して参列して参りました。
公益社団法人日本ダンススポーツ連盟からは山田専務理事、金子常務理事が参列され、厳かに葬送の儀が執り行われました。
顧みれば森さんは常に人の為、社会の為と高い志を持ち行動された方で、お話や行動には聞くものを惹きつけるカリスマ性があり大会等でのご挨拶も大変ユニークなお話をされ、参加者から好評をいただいていたのが昨日の様であります。又ダンスに対する思いは、只ダンスが上手なだけではいけない、人として社会人としての矜持をもって行動しなければならないと口癖のように言っておられたことが印象深く思い出されます。
森さんは、県協会(県連盟)の組織化や東北各県の組織化に積極的に関わり、東北地区連盟の設立に尽力され東北ブロックの責任者として、更には公益社団法人日本ダンススポーツ連盟の唯一女性役員として、女性の立場からダンススポーツの発展に寄与されて来ました。
また福島県体育協会の加盟は茨城県に次いで全国2番目に加盟を果たしたことは森さんの活躍の賜であります。
そしてねんりんピック福島大会ではダンスが従来のプロ団体からアマチュア団体である県協会が主管し、盛会裡に終了したことにより以後アマチュア団体である各県の協会連盟が主管することになったことは大きな功績であります。
森さんの活躍振りはまだまだ沢山あり枚挙にいとまがありませんが偉大な方を失ったことは県連盟のみならずダンス界にとって痛恨の極みであります。これからは千の風になって私達を見守って下さると思います。
会員皆様と共に森ひさえ名誉会長のご冥福を心からお祈り申し上げ追悼のことばといたします。
令和元年5月
会長 長谷川 守夫